閉鎖型せん断補強筋

閉鎖型せん断補強筋には、フラッシュフープ、デーフープ、エムケーフープ、OT685フープ

の4種がございます。

◎フラッシュフープについて

特徴

(1)
定着用の余長、重ね継手がいらず、重量の軽減がはかれます。
(2)
フックがないため、コンクリートまわりがよく、均一な打設ができます。
(3)
合理的な先組み作業ができます。
(4)
溶接箇所は溶け込みが良いため、母材と同質の性能を有します。

用途

柱、梁、杭、橋脚等

(財)日本建築センターよりA級の評定を獲得。フラッシュフープは、コンクリート構造評定委員会より適正な品質を認められた商品です。

使用部位を選ばず施工できますので、安心してご採用いただけます。

寸法

  • フープの各部は寸法は外寸とする。
  • 各部の最大、最小寸法は下表に示す。
  • 重量の算出はテーブル計算による。

※寸法表、刑状例にない寸法、刑状は別途ご相談させていただきます。

製作工程

◎高強度せん断補強筋デーフープについて

特徴

(1)
高強度高品質鉄筋を使用しているため、短期許容せん断応力度は普通鉄筋SD295の2倍の6,000kgf/cm2が採用できます。
(2)
普通鉄筋SD295に比べ使用量が減少し加工組み立て費用が半減し過密配筋が解消。
密実なコンクリートが打設できます。
(3)
溶接閉鎖型やスパイラルを使用することによって耐震性の優れた鉄筋コンクリート構造物を建設することができます。
さらに表面形状を異径鉄筋の形状としているため高い付着性能や定着性能がえられフック付筋も安心してしようできます。

機能的性能

◎エムケーフープについて

記号

機械的性質

特徴

(1)高強度鉄筋
・降状強度785N/mm2  ・引張強度930 N/mm2

(2)短期許容せん断応力度
・590 N/mm2  (普通鉄筋SD295の2倍)

(3)せん断補強筋量が減少し過密配節が解消されます(普通鉄筋と比較)

フック加工寸法

◎OT685フープについて

特徴

(1)
OT685フープは、降伏強度685N/mm2、引張強度860N/mm2級の高強度鉄筋を使用したせん断補強筋です。
(2)
大谷製鉄(株)によって製造されたOT685を母材としています。(大臣認定番号 MSRB-0075)
(3)
短期許容応力度設計では、梁、柱の横補強筋の補正係数を考慮することによって、高い損傷制御短期許容せん断力を算定できます。

規格表

機械的性質

形状

許容応力度設計式